東村アキコ先生の『ママはテンパリスト』は育児疲れをふっとばす面白さ!
来年から始まるドラマ『東京タラレバ娘』の原作者でも知られる人気漫画家・東村アキコ先生。
彼女が描いた育児エッセイ漫画『ママはテンパリスト』が、超面白いので、紹介したいと思います。
『ママはテンパリスト』とは
漫画家・東村アキコ先生の愛息子「ごっちゃん」の成長ぶりと育児の奮闘ぶりを描いた育児エッセイ。全4巻で完結済みです。育児マンガは「5万部を超えればヒット」と言われている中、100万部を超えたそうです(すごいな…)。キャッチコピーは「すいません 育児ナメてました」
出産前に読んでたんですけど、子どもを産んだ後に再度読んでみたら、より面白く感じられました。子どもが成長して、ごっちゃんと同じように年齢を重ねたら、また違った面白さを感じられるんだろうな。
主役はごっちゃん
『ママはテンパリスト』では、ごっちゃんの2歳から6歳までの様子をおもしろおかしく描いています。その成長の様子を楽しめるのも、このエッセイの面白いところ。
いくつか面白エピソードを紹介したいと思いますー!
ごっちゃん断乳への道
ごっちゃんはおっぱい大好きのやんちゃ坊主。2歳になってもおっぱいを卒業できません。
(出典:ママはテンパリスト1巻)
おっぱいを断ると、エイリアンのごとく飛びかかってきますw 東村先生も、なんとか断乳させようと色々と試行錯誤します。
(出典:ママはテンパリスト1巻)
おっぱいにゴルゴ13の絵を描いてごっちゃんを怖がらせるという作戦!!さすが漫画家さん。完成度高すぎー!!
でも、それでもごっちゃんのおっぱいへの執念はすさまじく…。
一応、ごっちゃんも2歳でおっぱいを飲んでいるのは恥ずかしいという認識はあるそうな。「おっぱいを飲むなんて赤ちゃんだけ」と言われて、「もう飲まない!」と言い出します。
「おっ、これで断乳できるか…?」となるんですが、
(出典:ママはテンパリスト1巻)
この開き直り!!
( ̄□ ̄;)!!
ごっちゃん、面白すぎるよw
結局、ごっちゃんの断乳は失敗したそうです…。
ごっちゃんの寝かしつけ
子どもって、本当になかなか寝ませんよね。
(出典:ママはテンパリスト1巻)
まだ2ヶ月の時点で辟易としているのに、2歳とかになっても寝かしつけをしないといけないて果てしなすぎるよ…!
(出典:ママはテンパリスト2巻)
更に、朝っぱらからこの状態w こっちの眠気なんて関係なしに覚醒されちゃったときには本当に絶望的状況ww
4歳になっても、なかなか寝付けない状況が続いたそうです。そこで、東村先生はある作戦を編み出します…!(まあ、その間にもお化け作戦とか色々作戦はあったんですけど)
それが、「鬼作戦!!」
(出典:ママはテンパリスト3巻)
これが効果てきめん!夜もすんなり寝てくれるようになったそうです。
でも、東村先生のすごいのが、そのリアリティ!!そして演技力!!全力で「鬼がいる東京」の生活を演じきっています。
(出典:ママはテンパリスト3巻)
すっかり信じ切っちゃってるごっちゃんがまたかわいい(*´ω`*)
私も子どもが大きくなったら、「鬼作戦」を実行してみたいと思います。どんな反応をするんやろうw
ただただ単純に笑えるのがイイ!
ちなみに、東村先生。この漫画では、役立つ育児情報などは一切なしの「自分の子の観察日記」という内容に終始徹底されています。
それは、赤ちゃんの離乳食の開始時期を巡って日本中のママさん達がネット上で言い争っているのを見て、ビビッてしまったからだそうです。「適当な育児情報を載せたら絶対叩かれる!」と。確かに今の時代、ネットの炎上はこわすぎるw
出産の様子なんかも少し描かれていて、お産のとき、私はずっと、このシーンを思い出していました。
(出典:ママはテンパリスト1巻)
「うん!会陰切開は痛くない!」とか「おお!ほんまに吸引分娩で頭がポコってなってるー!」とか。(私も吸引分娩だったのです)
「赤ちゃんも今外に出てくるよう頑張ってるんだな」なんて思ったときには、東村先生と同じように、「あ、私いま母親っぽかったww」なんて自画自賛してみたり。
この漫画のおかげで、ちょっとだけ出産に対する心構えができましたヾ(´∀`)ノ
まとめ
東村先生、ご自身では適当子育てって言われてますけど、ごっちゃんへの愛情が漫画から溢れ出ています。ほんと、二人の様子が微笑ましくて仕方ない。漫画を描きながら子育って相当大変だったやろうなあ。
ごっちゃんが小学校へあがるのを機に連載は終了してしまいましたが、続きがあったら絶対読んでみたいです(*゚∀゚)=3
うちの子は、どんな面白いことをしでかしてくれるんだろう。子どもの成長がそんな風に楽しみになる漫画です!